生活創造学部
観光文化学科
Department of Tourism

2026年度(188体育官网8年度)以降学生募集停止

目白キャンパス

3つの学び

現場に出かけるアクティブラーニング

観光現象に関連するさまざまな理論的な知識を、実際の現場で体験する観光文化実践科目を設けています。課題解決型の学習を通して、生きた知識を習得し、社会基礎力を身に着けます。
近年では、東京都の地産地消を学ぶブルーベリー?プロジェクト、SDGsをテーマに地域の子供たちの遊び場をつくるプロジェクトに多くの学生が参加しています。

実務家教員やゲスト講師の講義で社会を知る

観光文化学科では、ホテル?旅館、ブライダル、テーマパーク、エアラインなどのユニークな科目を設けています。これらの科目では実務家教員(企業などで実務経験のある教員)、もしくは現在企業で働いているゲスト講師による講義を行って、生きた知識を学ぶことができます。

授業で資格取得を支援

国家資格をはじめとして、さまざまな資格合格の支援を授業で行っています。これは資格取得に加えて、目標を立てそれを達成する経験を繰り返すことで、学生の自己効力感を高めてもらうことを目標としています。

学びの流れ?卒業論文

学びの流れ

1年次

学びは大学で終わるものではなく、社会人となっても長く続きます。そのような学びの基礎を確認する科目が、1年次の必修科目である基礎ゼミです。この科目は自分で調べて自分で書くために、何をどのように探して調べたらよいのかを学ぶ科目です。
このような基礎科目と同時に、学科の専門科目も始まります。観光は人々が友人や家族と遊び楽しむものですが、学問としての成り立ちを「観光概論」で学びます。

2年次

2年次には観光文化実践科目が始まります。自分たちでブライダルを企画するなどの問題解決型学習をテーマとする実践科目、フィールドワークを中心に行う実践科目、担当教員が準備や振り返りまで伴走するインターンシッププログラムの実践科目と内容は多彩です。これらの経験を通して自分が将来向かいたい方向を徐々に定めてゆきます。

3年次

3年次には観光に関するさまざまな理論の科目や、実践科目での学びを通して自分の興味や関心が明確になってきます。自分の目標のために、少人数制の専門ゼミ(観光文化専門演習)で専門的な学びを深めます。観光経営学、観光地理学、観光社会学、観光心理学、ホスピタリティ、観光ビジネスなど、さまざまなゼミがあります。

4年次

4年間の学びの集大成として卒業論文を作成します。2年次から始まったゼミでの学びに基づいて、自ら選んだテーマにについて研究します。卒業研究は個人の努力も大切ですが、ゼミ仲間の協力や担当教員のアドバイスも大切です。ゼミ仲間との交流は、大学生活の中で得難い経験となります。

卒業論文について

【卒業研究テーマの一例】
  • SNSが大学生の観光行動に与える影響
  • オーバーツーリズムから考える持続可能な観光
  • ファンツーリズムと地域活性化
  • 食による地域活性化と観光資源としての活用
  • シビックプライドが地域に与える影響
  • 見るスポーツツーリズムにおけるファンサービス
  • 酒を生かしたツーリズムに関する研究
  • 都市景観の観光資源化と景観まちづくり

カリキュラム?PICK UP授業

カリキュラム

PICK UP授業

1年次 観光文化総論(2)
「人はナゼ旅をする?」美味しいものを食べたいから?映える景色を見たいから?推しに会うため?江戸時代の旅の記録から現在のツーリズムのトレンドまで幅広く紐解いていきます。
2年次 観光英語Ⅱ
ホテルや空港での会話表現を学び、ドル紙幣やグッズを用いて役割練習!教材はe-Learningシステムと連動し、どこでも復習可能。会話力をアルバイトやインターンシップで活かします。
3年次 観光文化実践Ⅸ
『まちづくり』っておもしろい!」舞台は目白の隣の池袋。SDGsをテーマに地域の子供たちの遊び場をつくります。試されるのは企画力と行動力!街に子供たちの笑顔を増やします。

主な開講科目

1年~4年次 テーマパーク事業論
エンターテインメント産業全体を俯瞰しつつ、テーマパークの現状を考察する授業です。東京ディズニーリゾートの展開過程とその成功事由を理解します。テーマパークが社会にもたらす影響や価値について考えていきます。
1年~4年次 インバウンド?ツーリズム論
観光立国として大切なインバウンド(訪日外国人)の現状を知り、訪日外国人観光客をおもてなしするホスピタリティ?マインドについて理解を深めます。
1年~4年次 ブライダル事業論
ホテル勤務等のホスピタリティ産業に幅広く実務経験を持つ教員の担当する授業です。ブライダルの歴史や種類など、ブライダル産業の基礎を学んだ後に、自分たちでブライダル企画をするなど実践的な内容を含む授業です。
2年~4年次 観光心理学
なぜ人は旅に出るのか、なぜあの観光地は人気があるのかなど、人間の心理から観光を考えます。観光には、遊び楽しむ心理だけではなく、外食やお土産を買うなどの消費者の心理、どこに行くか泊まるかなどの意思決定の心理も含まれ、多様な観点で観光の行動と心理を学びます。
1年~4年次 ホスピタリティ入門
おもてなしや、マナーの基本的な知識を学びながら、ホスピタリティ産業の仕事内容と特性について理解します。さまざまな事例を通して、「ホスピタリティとは何か」を考え、その答えを見出して行動に移すことを目指します。
1年~4年次 観光の情報デザイン
現代の観光において情報は重要な役割を果たします。SNSの発達により旅行者個人が発信する旅行情報が現代の旅行?観光にどのように影響を与えているのかを理解し、ICTの技術を習得します。さらに人に注目され、魅力のある情報デザインとはなにかを考え、実際に自分たちで動画を作成します。
1年次 観光韓国語
異文化理解には、言語によるコミュニケーションが欠かせません。この授業では韓国語の基礎を修得したうえで、飛行機内、空港、レストランなどの観光旅行において多く出会う場面での会話の基本を学びます。
1年~3年次 観光文化(ヨーロッパ)
観光文化学科では、さまざまな観点から各地域の文化を学びます。観光文化(ヨーロッパ)では世界文化遺産を通じて、ヨーロッパの歴史について学びます。高校までの世界史とは違い、この授業では知識を覚えるのではなく、私たちとは異なる時代?地域に生きる人々がどのように生き、何を感じて、彼ら特有の文化を創っていったのかについて考えます。
1年~4年次 旅行事業論
旅行業やガイド業の成り立ちから市場の現状や課題について旅行業の基礎を学びます。授業では日帰りツアーや町歩きの校外学習も行いながら、自分たちでツアーを企画し、実際の価格の設定などを考え、学びを深めます。

就職?資格?進路状況

卒業生の就職?進路状況 ※2025年3月卒業生

就職率
100
就職率:就職希望者に対する就職者の割合
2025年5月1日現在
業種別割合
職種別割合
主な就職先(過去3年間)
AKOMEYA TOKYO/APAホテル/HMKロジサービス/大塚商会/君津信用組合/ザ?リッツカールトン東京/サンエー印刷/JR東海リテイリング?プラス/JR東日本情報システム/高瀬物産/東京海上日動コミュニケーションズ/東武トップツアーズ/トヨタモビリティ東京/富士川まちづくり/藤田観光(WHG HOTELS)/富士屋ホテル/ホシザキ東京/みずほ証券/三井不動産ホテルマネジメント/三菱地所レジデンス/リクルート/良品計画/レリアン など
資格取得

取得可能な資格

国内旅行業務取扱管理者/全国通訳案内士/世界遺産検定/実用英語技能検定/TOEIC?TOEFL/観光英語検定/東京シティガイド検定/ホテルビジネス技能検定/温泉ソムリエ/MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

資格取得状況 ※過去3年間

  • 国内旅行業務取扱管理者 5名(国家資格)
  • 世界遺産検定2級合格 3名
  • 世界遺産検定3級合格 6名
  • 東京シティガイド検定 2名
  • 宅地建物取扱士 1名
  • MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト) 5名

産学連携

活動目的

  • ?お客様によりよい商品を提供するために、企業や地域と一緒に考える。
  • ?観光の現場の本音に触れ、理論の実践を通じて実社会での経験値を高める。

環境教育プロジェクト?産学連携「観光文化実践IX (PBL) 」

 この授業は株式会社サンシャインシティが開催する「Sunshine City PLAYPARK(サンシャインシティプレーパーク)」において、SDGsをテーマとしたワークショップの企画と運営を行う校外学修型授業です。今年は、造園?緑化の企画?設計、施工、維持管理などを行う西武造園株式会社(豊島区長崎)と共同出店するという機会に恵まれ、「環境教育」をテーマに11月2日と3日の二日間にわたり出店しました。
 テーマは植物「葛(くず)」を使用したワークショップ。その根は「葛湯」や「葛餅」として活用され有用な植物とされていましたが、近年では繁殖力の強さから都心部のフェンスや電柱に巻き付き、グリーンモンスターと呼ばれるやっかいものになっています。
 学生が企画したワークショップは、①「葛」との共存を伝える紙芝居の上演、②「葛」で作った輪投げゲームです。
 西武造園が管理する施設で草刈りの際に発生した葛のツルを材料として、輪投げ用の輪を作成しました。もはや葛はやっかいものではありません。紙芝居は、サンシャインの来場者の大半が未就学児なので「葛」をキャラクター化して分かりやすく作成しました。
 授業の半年間で植物としての葛の特性や課題、紙芝居を用いて子供たちへ自然との共存の大切さを伝えるポイント等など多くのことを学びました。さらに西武造園という植物を仕事としている方たちから、たくさんの貴重なアドバイスをいただき、本当に勉強になりました。

紙芝居と輪投げ
お子さんたちに紙芝居
葛の準備
葛の輪投げをつくりました

農業x 観光文化プロジェクト?観光文化実践III

 「観光文化実践Ⅲ」では、産業としての『農業』を『観光のチカラ』で、農業が抱える問題である「高齢化による担い手不足」「耕作放棄地の増加」などを『女子大生目線』で解決すべく取り組みました。
この授業の一環として、池袋にあるサンシャインシティ文化会館でおこなわれた「としま  この授業の一環として、池袋にあるサンシャインシティ文化会館でおこなわれた「としまMONOづくりメッセ」に出展しました。「としまMONOづくりメッセ」とは、豊島区内の優れた製品や高い技術を発信するイベントです。今回、授業内での取組みを紹介するとともに、産学連携をしている千葉県南房総市にある加藤菜園の食用菜花を、生活文化学科の学生が作成した料理レシピを添えて販売致しました。
 イベント当日は、学生たちも大活躍!3月3日の「桃の節句」間近であり、来場者への食卓に彩りを添えることが出来たようです。教室での学びをアウトプットする有用な機会となりました。

としまメッセの当日
生活文化学科の学生が菜花のメニューを作成してくれました。
多くの方に来店していただき、購入していただきました。ありがとうございました。
千葉県の加藤菜園

SDGsリサイクルおもちゃプロジェクト「観光文化実践Ⅸ」

“持続可能なまちづくり実践”をテーマに東池袋エリアの“まちづくり”を推進する株式会社サンシャインシティと連携しました。受講生は、サンシャインシティが主催する“子供が遊び?学ぶことができる”イベント「サンシャインシティプレーパーク」において“地域の子供たちへ遊びを通じてリサイクルの大切さを伝えよう”をスローガンに学内で回収したペットボトルやキャップ、トイレットペーパーの芯といったリサイクル品を使用して子供たちと一緒にオモチャを作るワークショップを企画運営しました。
チーム毎の事前学修と準備を経て11/4,5の2日間にわたり多くの地域の方々を迎えることができました。受講生は、地域社会や事業者と関わりながら、企画運営では思い通りにならないことも臨機応変に対応することで、課題解決力、協働力、実践力を身に付ける機会になったことでしょう。
事後学修では、連携先のサンシャインシティのオフィスで成果発表会を行いました。「参加者を想像して企画をしていくというマーケティングの基礎が実践されていた。」「参加者の居住地や言葉などよく観察ができていた。」「失敗と改善を繰り返すPDCAサイクルを学生のうちから実践していくことは重要だ。社会に出ても同じ。」など労いと激励と言葉をいただくことができました。

学生がゼロから考えたリサイクルおもちゃ
校内で呼びかけてトイレットペーパーの芯を集めました
ペットボトルは回収したら洗浄をしっかりおこないました
当日は校章の入ったエプロンをつけて臨みました
地域の方々へホスピタリティを実践しました
一緒につくったオモチャは合計530個!
サンシャインシティのオフィスでの報告会
気づき学び、今後へのアクションを発表しました

ブルーベリープロジェクト「観光文化実践IX」

2?3年生32名が参加し、東京都産プルーベリーのマーケティングに取り組みました。東京都日野市の農園、ネイバーズファームと提携し、東京都が生産量日本一を誇るブルーベリーのマーケティングを行いました。東京都は食糧自給率が低いうえ、東京都産の農作物は仕入れ値は高いもののブランドカが低いことから、デパートやスーパーにはごくわずかな商品しか出回らないという現状が分かり、持続可能なフードシステムを守るためには、消費者が「食を取り巻く環境に配慮した消費行動」を行うことが重要であると気づきました。そして東京都の人が東京都産の農作物を食べることが、農業や持続可能なフードシステム守るうえで重要であると考えました。そのため、東京都の人々に生産量日本一を誇るおいしい東京都産のブルーベリーを食べてもらいたいという思いが高まり、キャンパスのあるJR目白駅周辺のカフェ、3店舗のご協力を得て、期間限定で東京都産のブルーベリーを使用した商品を提供しました。プルーベリーは、学生が農園で収穫したものを使用しました。

ブライダルプロジェクト 「観光文化実践IX」

「観光文化実践IX」では、一般公募した新郎新婦のための本物の結婚式を実施しました。会場は重要文化財の自由学園明日館(みょうにちかん)。

春秋航空プロジェクト 「観光文化実践IX」

Interviewインタビュー

 

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